こんにちは、ぴこです。
結婚の手続きについてわたし自身の体験談を中心にまとめます。
働いている人は、まず職場へ伝えよう
職場の風習にもよるかもしれませんが、わたしの職場は早めの報告が必要な雰囲気があったので、結婚が決まって即、上司に報告しました。
また、今後の手続きについて担当者へ早めに確認できるメリットもあります。
わたしの場合は、結婚後に作成してほしいと言われた書類が2種類ほどありました。雛形などは上司がくれましたが、そういったデータを探す手間を上司にかけさせてしまう分、早めの報告だと印象がいいと思います。
あわせて、戸籍や婚姻届受理証明書などもほとんどの職場では必要になると思います。
今後手続きに必要なものなどを担当者へ事前に確認しておくとスムーズです!
役所へ行くまえに
職場への報告と並行して、役所への届け出の準備を進めます。
【1】用意するもの(提出予定の役所のHPを必ず確認する!)
- 戸籍謄本(本籍地と異なる場所へ提出する場合)
- 本人確認書類(免許証など)
- 記入済みの婚姻届
- マイナンバーカード(名義変更をまとめてしましょう)
証人欄は誰に書いてもらう?
意外と迷うのが証人欄かもしれません。
民法上、婚姻届には成人済みの証人が2人必要となっています。
両親、祖父母、友人、お世話になっている先輩や恩師・・・成人済みであれば誰でも証人になることができます。2人の門出を祝ってくれる人を探してお願いしましょう。
証人となる人の本籍地、現住所の記入も必要なので事前に連絡し、確認をしてもらう必要があります。
また印鑑も必要なので忘れずに伝えましょう。
朱肉や押印マットはこちらが準備して持っていくといいですね♫
【2】決めておくこと
婚姻届が無事に受理されると、新たな住民票や婚姻届受理証明書を発行してもらうことができます(要手数料)。
何枚ずつ発行したいかを聞かれますので、事前に必要な書類と枚数を決めておきましょう。
- 免許証の名義変更
- 各種資格の名義変更
- 職場への提出用
などなど、結婚後に控えている手続きを事前に調べ、何枚必要となるかを計算しましょう。
ちなみに免許証の名義変更など、原本をそのまま回収されてしまう場合もあるので、コピーのみの提出で足りるのか、原本が回収されてしまうのか、を事前によく確認しておく必要があります。
いざ役所へ!
万が一、不備があったり忘れ物があったりしたときに備え、開庁時間すぐに入れるように向かいました。
夫はピクニック気分!?でコンビニでたくさんパンを買い込んでいましたが・・・
結局、朝早くだったからか待ち時間なしで受付してもらい、役所の方が「写真を撮りますか?」と聞いてくれ、お願いして記念写真を4枚ほど撮影。
(せっかくなので多少、きれいな服装で行きましょう!笑)
住民票の世帯主変更や、マイナンバーカードの名義変更もその場で説明を受け、必要な用紙に記入し提出。
その後、審査に1時間程度かかると言われたので、その間に外へ出てモーニング(さっきパン買い込んでいたのに!)。
まだ時間があったので少し歩いて街のはんこやさんで新姓の印鑑購入。
役所へ戻り、無事に受理されたことを聞き、新しい住民票と氏名変更済みのマイナンバーカードを受け取りました。
注意!マイナンバーカードの暗証番号も忘れずに!
マイナンバーカードを作るときに、4種類の暗証番号を設定したと思います。
マイナンバーカードの名義変更時に、その4種類の暗証番号が必要でした!
わたしはたまたま前日にその暗証番号を眺めていたので(奇跡)暗記していたのですが(それでもだいぶ記憶が曖昧だった)マイナンバーカードの暗証番号を暗記するか、メモした紙を落とさないよう十分に気をつけて持参しておくことをおすすめします。
でないとまた後日、役所まで足を運ぶことに・・・
免許証の名義変更
免許証の名義変更も同日に済ませましょう。
最寄りの警察署へ向かい、申請用紙を記入し、新たな住民票とともに提出し、無事に名義変更できました。
その他の名義変更について
銀行の名義変更
ほとんどの職場では給与受取口座の名義変更が求められると思います。
職場の給与担当者等に、変更期限を確認し余裕をもって手続きしましょう。
わたしの場合、銀行の変更手続きは以下のとおりでした。
- 来店しか受け付けてくれない銀行(三井住友銀行)
- 郵送で受付ができる銀行
- ネットのみで完結(楽天銀行などネット銀行系に多い)
金融機関によって対応はバラバラなので調べるのが大変です。
そこでおすすめのフローを紹介します。
おすすめフロー
【1】自分のもっている銀行口座とクレジットカードのすべてを箇条書きする!
【2】すぐに変更が必要な銀行と急がない銀行を分ける(給与受取口座、クレジットカードの引き落とし口座などは急いだほうがいい)。
【3】急ぐ銀行の手続きを調べる。コロナの影響で来店予約が必要な銀行もあるのでよくよく確認しておくこと!
同時に、手持ちのクレジットカードのうち、現時点で使用しているクレジットカードの名義変更手続きを調べる。
ネットから申請書を取り寄せておく。どんどん申し込んで!
【4】クレジットカード決済や口座振替をしているサービスも確認していく。それぞれ変更手続きを調べ、書類の取り寄せが必要であれば申し込んでいく。
- 携帯電話
- 定期券
- 家賃(管理会社等へ連絡をする)
- 保険 など
【5】【3】の書類が自宅に届いたら、銀行の名義変更書類から記入し、投函。
【6】銀行の名義変更が済んだタイミングで、クレジットカードの名義変更の書類を郵送などで提出していく。【4】の書類も順次提出。
おおまかには、銀行口座→クレジットカード→その他のサービス等で大丈夫です。
最後に 改姓について思うこと
今回、自分が当事者になったことで、日本の氏制度に関心が強くなりました。
正直、改姓した側の手続きが多く煩雑で、より多くの経済活動をしている人ほど大変な思いをしなくてはならない状況にあると痛感します。
日本では民法で夫婦別姓は認められていません。
ですが、海外にはアメリカなど選択的夫婦別姓を制度として運用している国もあります。
地域差はあれど別姓等についての研究がすすめば日本でも選択的夫婦別姓が認められる日がくるかもしれません。
私自身は職場では旧姓使用を承認してもらいましたが、個々人や個々の事業所の努力だけではなく、抜本的に法律が改正されなければ婚姻等による氏名変更をめぐる問題は解決しません。
私自身は今回の結婚を通して、法という壁を感じ、手続きの煩雑さに苦しみました。
様々なライフスタイルや家族構成が認められつつある現代、家族にまつわる法律についても柔軟さが認められる日がくることを願っています。
これまで私を育ててくれた両親への感謝と、これから協力して家庭を築いていく夫と、夫の家族への愛情ゆえにそう思います。